2016/10/16 新門司にて
解体予定だったひたちなか海浜鉄道の旧型気動車を平成筑豊鉄道で動態保存しようという計画、ファンから集めた寄付金ではるばる九州へとやってきたキハ2004。保存会スタッフの熱い想いが多くの鉄道ファンの賛同を得て実現してしまったのは夢のようでもある。とは言え、ひとまず体験運転用に動かすことが第一の目標であり、次のステップに進むには課題が多い。
海が近い路線区ともあって車体の錆が多い。
2016/10/17 新門司にて
強い雨の中出発前の点検が始まる。
今回の陸送は大物輸送で定評のあるアチハ、九州は日通が多いため新鮮だ。
サボやヘッドマークなど愛情が注がれていて幸せな気動車だと思う。
車輌基地のある金田に着いたその日のうちには台車を履き試験走行が始まったとのことで、買ったばかりのおもちゃでいち早く遊ぶような、手のひらで鉄道模型を転がすような、保存会の喜ぶ気持ちがそのまま伝わってくる。12月初めの公開に向けて修繕に入る様子で、今後が非常に楽しみだ。